Hiroaki kuno
身体動作、生体電気信号、身体構造など、人から得られる様々な情報を利用して人と機械を結びつけ、リハビリテーション、道案内システム、ロボットの操作などの研究を行っている。
【リハビリテーション】
近年VRを導入してゲーム要素を取り入れ、楽しくリハビリを行う取り組みがなされている。VRを用いたリハビリは、障害の機能回復、日常生活の反復動作の実践、認知機能の回復、言語機能の回復など、様々な目的に活用されている。その中で、高所恐怖症の治療は、理性を失わない程度の高さから少しずつ慣れさせて自信をつけ、これを何度も繰り返すことで恐怖と向き合うことができるようになる。VRを用いて高所恐怖症を軽減するためのリハビリテーションソフトウェアについて検討している。
【道案内システム】
岡山理科大学は、高低差のある山間の狭い範囲に建物が密集しており、建物間が異なる階数で連絡している場所も存在する。そのため、新入生や学外からの訪問者には目的地までの経路が分かり難く、到着するまでに時間がかかってしまう。そこで、Augmented Reality(AR)技術を用いて、スマートフォンを介して現実世界に現在地や学内案内3Dマップなどの情報を追加して、目的地までの誘導補助を行うことを検討している。
【ロボットの操作】
近年モーションキャプチャをはじめ、身体動作の情報を取得して追随することのできる機器が増えつつある。これらは、映画制作やゲーム操作用コントローラーとして使用されることもある。そこで、身体動作をキャプチャできるKinectを用いて骨格情報を計測し、身体動作でロボットを操作することを検討している。
専門分野
キーワード
岡山理科大学情報理工学部
情報理工学科