情報科学・AI・ネットワーク・セキュリティ・ゲーム・ロボット分野など多岐にわたる分野から学びを選択できます。学生は、AIや情報技術をベースとした、「コンピュータサイエンスコース」「AI・データサイエンスコース」「デジタルゲーム・メディアコース」「AIロボティクスコース」「メカトロニクスコース」5つの専門コースを軸足にして学び、全コースの開設科目(130科目)から、自分で選んで履修することが可能です。
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新たな社会を担う人材養成を目指し、データ分析、情報システム開発、情報と機械を組み合わせた
システム設計など知識と技術を合わせ持つスペシャリストを育成していきます。
コンセプトは「情報技術を核として人に優しい社会を実現する」。
1学科体制に5つのコースで構成します。
思考力を身に付け、専門科目への興味を引き出す
数理的思考力や論理的思考力を基礎科目を通じて養います。
また、「プログラミング科目」、「ものづくり体験演習」、「ゲームシステム概論」などの科目を通じて、学科の専門科目への興味を引き出します。
また、1年次の最初から自分の将来を考えた履修モデルを構築していきます。
5コースの中から1コースを選択
5コースの中から1コースを選択し、コースの科目の専門的基礎を学びます。
また、他コースの科目も受講することで、専門知識の幅を広げます。
研究の基礎固めと実践力を養う
各コースの専門科目及び他コースの専門科目を学ぶことで研究の基礎としての専門的知識を習得します。
また、プロジェクト授業では、専門分野や研究室に分かれ少人数教育を実施し、実践力を養います。
研究で、先端技術を習得
研究室に分かれ、研究の基礎を学び、研究を進めながら先端技術を習得します。
総仕上げとして、研究成果の発表や卒業論文を作成します。
携帯電話に使われている振動モータを用いた移動ロボットを製作。2~3名のチームで振動モータやマイコン、基板、はんだごてなどを使ってロボットを設計・製作します。柔軟な発想でハードウエア(基板やロボット)やソフトウエア(プログラミング)を駆使しながらロボット製作に取り組むことで、完成した時の充実感を体験しよう。講義の終わりには成績評価のロボットコンテストを実施します。情報技術や機械・電子技術を融合して学べる情報理工学部ならではの講義です。
コンピュータ技術や情報システムは現代の人間社会を支える社会的な基盤と言えます。そのため、情報理工学科では1年次から、コンピュータ操作や情報システムに関する基礎的な技術を学べる講義を用意しています。
「情報リテラシー」では、今後の学習に必要となるコンピュータの基本操作と、ワープロソフトや、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトの操作を身につけることを目的とします。中にはこの講義で初めてコンピュータにふれる学生もいるでしょう。
「情報処理入門」では、HTMLについて学習し各自のホームページを作成したり、コンピュータを実現するための基礎的な技術を学びます。
「情報システム概論」では情報システムを支える最も基本的な技術として,デジタルデータの表現方式、ソフトウェアやプログラムの役割、情報通信ネットワークの概要について学習します。
デジタルゲームはゲームで遊ぶだけでなく、そのポジティブな意味での社会活用も行われるようになってきており、デジタルゲームの社会利用をより考える必要があります。
「ゲームシステム概論」では、デジタルゲームに関してハードウェア、ネットワーク、各国事情、ゲーム産業、制作方針、社会との関係など多方面の事例を紹介しながらそれらが担ってきたことや方向性などを考えます。また、グループでゲームの企画立案を行います。
コンピュータネットワークの発達により、多くのデータ通信が利用されています。それによりデータを漏洩しないようにセキュリティに配慮することが必要であり、基盤となる暗号技術が身近な存在となっています。特にセキュリティシステムを設計するにあたって暗号の仕組みや運用の知識が必要になっています。本講義では、基礎となる対称暗号と公開鍵暗号の違いについての初歩から始め、公開鍵暗号のRSA暗号から楕円曲線暗号の発展の理論的な部分について解説します。
Yahoo、楽天、気象庁などでは、サービスをインターネットで情報を提供していますが、プログラムからも利用できるWeb APIという仕組みがあります。
「WebプログラミングI&Ⅱ」では、PHPのプログラミングを基礎から学び、Web APIを複数利用した学生が考える新しいサービスの開発を行います。
AI技術は、コンピュータを用いて人間でしかできなかった知能的な行為を実現することが目的です。
「AIの数理」では、AIで用いられる手法の中でも、ニューラルネットワークに関する基礎的技術と数理的な分析とその仕組みを解説、Pythonコードによる実装についても実習を行います。
現代の情報社会では、翻訳、情報検索、SNSの分析、アンケート分析、コンピュータとの会話、自動要約作成などのソフトウェアやサービスが利用できるようなっています。これらは人間が使用している言語にコンピュータで処理する言語処理技術を応用したものです。
「自然言語処理」では、日本語の単語、文法、意味の解析について学習した後、チャットボットなどで使われている談話解析、日本語から英語などの翻訳技術、アンケート分析などの応用的技術について解説します。
2Dや3Dゲーム作成を通じて、複雑な挙動をプログラムの実現方法について学習します。ゲームオブジェクトの構成方法やゲームオブジェクト間のデータの通信方法、プログラミングのオブジェクト指向について解説を行う。また、ゲーム開発の実習実践を行うことで、ゲームオブジェクトのプログラムによる動作について理解します。
本学科では1年生からゲーム制作にかかわる科目を用意しており、これらの科目を通して、ゲームプログラミング、ゲームの種類の分析、ゲームの立案法や企画の評価法などを学習していきます。
5~6名のチームで、ロボットの寸法や質量・費用などの制約を満たしながら、設計図面の作成から実際の製作・制御までゼロから無線通信で動くロボットを創ります。また、玉入れ(俊敏さが要求)と綱引き(パワーが要求)の相反する要求のロボットコンテストを実施、各チームの意地が激突し、毎年白熱した戦いが繰り広げられます。4年生卒でJAXAの研究員を輩出した(AIロボティクス&メカトロニクスコース)「ロボットコンテストを通じた体系的かつ実践的なものづくり教育」の集大成です。
赤外線距離センサで、周りの状況を認識し、壁を避けながら光に向かって移動するロボットの製作と移動制御のプログラムミングを行います。光センサからの情報に基づいて迷路(光源位置)を探索させるロボットの製作・制御を通じて、ロボットの知能化への実践的な演習課題を行います。日本工学教育協会から表彰されている「一人で機械(ロボット)が設計できる技術者の育成~ロボットコンテストを通じた体系的かつ実践的なものづくり教育~」の科目の一つでもあります。
岡山理科大学情報理工学部
情報理工学科